とある弁護士の読書ブログ

マイペースに書籍の紹介、感想などなどを綴っていきます

2021年7月のブログ記事

  • 弁護士の日常について~民事訴訟~

     さて,本日は,書評をお休みして弁護士の日常についてツラツラと書いてみたいと思います。  弁護士というと,やはり裁判所に行って,弁論を繰り広げているイメージがそこそこあるのではないかと思います。  もちろんそういった面もありますが,意外とやっていることは地味です(笑)  まず,仕事の比率ですが,基... 続きをみる

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  • 【書評】バレット博士の脳科学教室 7 1/2章

     さて,本日は,「バレット博士の脳科学教室 7 1/2章」リサ・フェルドマン・バレット (著), 高橋洋 (翻訳)をご紹介します。  本書は脳科学についての入門的な位置づけでありつつ,最先端の脳科学に関する知見を,きわめて平易な言葉で解説してくれている本です。  我々が都市伝説的に信じ込んでいる脳... 続きをみる

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  • 【書評】人間通 (新潮選書)

     本日は,人間通 (新潮選書)谷沢 永一 (著)をご紹介いたします。  著者は日本近代文学の研究者でありますが,本書は,近代文学とは関係なしに,著者が人生を通じて得た『人間は何か』『組織と人間の関係は何か』『国家と人間の関係は何か』等に関する教訓を記載したものとなっています。  なかなか一言でこの... 続きをみる

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  • 【書評】人新世の「資本論」 (集英社新書)

     さて,本日は,人新世の「資本論」 (集英社新書) 斎藤 幸平 (著)をご紹介いたします。  この本は,資本主義の無限の経済拡大を目指すという性質と,地球資源は有限であることの矛盾点を指摘し,そのため,現在世界中で起こっている地球そのものからの資源の略奪,労働力の略奪が起こっており,日本のような先... 続きをみる

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  • 【書評】これからの「正義」の話をしよう

     本日は,これからの「正義」の話をしよう (ハヤカワ・ノンフィクション文庫) 文庫 マイケルサンデル著 についてご紹介いたします。  本書は,様々な正義論(功利主義,自由主義,リベラルな平等主義)といった伝統的な性議論を,わかりやすく,かつ先端的な事例を用いて(例えば,有名なトロッコ問題,同性婚,... 続きをみる

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